メッセージ2016 ▶︎メッセージ2018

「いろえんぴつプロジェクトはじまりのはじめに」

 今年、皆さまに愛されて来た「グレイッシュとモモ」は初演から20年を迎えました。

 1996年当時の子どもたちに、想像力が欠如していく社会の中でも心揺さぶる劇場体験をと願って企画された初演から、20年後の今、子どもの自殺は減少する事無く、さらに6人に1人の子どもが貧困家庭で食べることもままならない、という現状があります。食べるのもままならない子どもたちに、「生の舞台から得られるエネルギーで感受性を豊かに」と簡単には言えない状況です。しかし、だからこそ、子どもたちの感性までも経済格差で蝕んではならないと強く思います。それでは、私たちは何をすれば良いのか?

 地域の中で子どもたちが、想像力を広げ遊ばせる空間づくり。子どもたちが豊かな芸術表現に触れ参加できる場作り。世の中には、いろんな大人たちがいるんだって知ってもらう機会づくり。そんなプロジェクトをはじめます。「人間はね、それぞれが、その人なりの「色」を持っている。己の心に正直に生きてゆけば、必ず、その「色」は輝くんだ」グレモモ劇中マイスター・ホラの言葉です。

 2016年の今、皆が自分の色で、思い思いの未来を描けるように、このプロジェクトを「いろえんぴつプロジェクト」と名付け、どんな子も無料で参加できる劇的空間作りをスタートします。

そして「グレイッシュとモモ」20周年記念公演はいろえんぴつプロジェクトの企画として、2017211日に川崎市中原区今井小学校体育館にて、行われます。

(会場となる体育館は、寺子屋事業を行うNPOキーパーソン21の協力により開放されます)

 皆さまにはぜひこのプロジェクトに興味をもっていただき、見守っていただき、ご協力いただけますことを、切に願います。

 

いろえんぴつプロジェクト プロジェクトリーダー/堤 真理子